バンクーバーの公立と私立カレッジ違いとは?

バンクーバーの公立と私立カレッジ違いとは?

海外の大学で学ぶことは大きな決断です。大学を選ぶ際は、志望校のメリットだけでなく、デメリットも考えておく必要があります。


今回は、留学先でも人気の高いバンクーバーの公立と私立のカレッジコース・授業料・授業レベルの違いについて説明します。

バンクーバーの大学へ進学を検討されている方は、ぜひご覧ください。

目次

カナダの公立と私立カレッジの違い

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学費

公立カレッジは州政府や連邦政府の財源で賄われているのに対し、私立カレッジは主に授業料と個人の寄付金に頼っています。


このように聞くと公立の方が安いように思われますが、学費が安いのはカナダ人や永住権のある人のみ。


これから留学をする人はインターナショナルスチューデントとして、学費も留学生価格となる場合がほとんどです。


私立の場合は個人の学費でまかなわれているため、割引プロモーションなどが用意されている時期もあります。


そのためトータルで見ると、私立の方が安くなる場合もあります。

授業内容

公立は一般的に幅広いコースや専攻を提供しています。

私立は特定分野に特化している、またはより専門的なコースを提供している傾向にあります。

キャンパス

公立カレッジの場合、学生数が多いので学部ごとにキャンパスが別れていたり、郊外に広いキャンパスがあったりします。


私立カレッジは規模が小さい傾向にあるため、比較的キャンパスの広さは狭めですが、ダウンタウンの中心地など、非常に便利なロケーションにあることがほとんどです。

公立カレッジのメリット・デメリット

メリット

公立では幅広い種類のコースを提供しており、様々な知識や経験の取得が可能です。


また公立カレッジの学生の大半は現地の人で、留学生の数は少ないことが多いです。

そのため専門知識はもちろん、高いレベルの英語力も身につきます。


さらに卒業後、ポストグラデュエーションビザ(PGWP)という最大3年間のオープンワークパーミットの取得が可能です。

ポストポストグラデュエーションビザ(PGWP)とは?

ポストグラデュエイトワークパーミット(PGWP)は、対象となるカナダの指定教育機関を卒業した留学生に、卒業後最長3年間カナダで働く機会を提供するビザです。


これは卒業後にカナダに住み、働きたいと考えている留学生にとって、非常にありがたい制度です。


PGWPは州によって異なる場合がありますが、一般的には、承認されたプログラムを卒業したことと、そのプログラムが最低8ヶ月のフルタイムまたは同等のパートタイムであることを証明する必要があります。


PGWPがあれば長期滞在が可能となるため、カナダの永住権を取得するチャンスも高まります。

デメリット

公立は私立に比べてクラスの人数が多く、受け身の姿勢でいると指導が行き届かないということも。授業に臨むには高い積極性が求められます。


また先述の通り、学生の大半がカナダ人。英語ができることは大前提です。そのため入学前から高い英語力が必要です。


英語力の基準は、学校やコースにもよりますが以下の通り程度です。

  • IELTS:6.0〜6.5
  • TOEFL:88以上

※カナダではTOEICのスコアを使える学校はほとんどありません。


または特に英語の資格を持っていない場合は学校独自のプレイスメントテスト(英語力判断テスト)が用意されている場合もあります。

私立カレッジのメリット・デメリット

メリット

私立カレッジは一般的に少人数制で、より個人的な指導を受けることができます。


また英語力等の入学条件が公立よりも低い場合が多く、入学のハードルも低い印象です。英語力の基準は、学校やコースにもよりますが以下の通り程度です。

  • IELTS:4.5〜6.0
  • TOEFL:65以上

特に英語の資格を持っていない場合は学校独自のプレイスメントテスト(英語力判断テスト)が用意されている場合もあります。


英語力が足りない場合でも、入学条件に達するまで語学学校で学べるパスウェイプログラムという制度がある学校がほとんどで、これから英語を学ぶという人でも安心して進学できます。

デメリット

学校にもよりますが、私立カレッジのほとんどは留学生。

第一言語が英語ではない人がほとんどのため、コミュニケーションを取ることが難しい場面もあります。


また入学時期や学校によっては、クラスメイトの大半が日本人なんてことも。

Create Career CollegeのCo-opプログラム

Create Career College(クリエイトキャリアカレッジ)は、バンクーバーにある私立カレッジです。Co-opを利用したプログラムを多数用意しています。

Business Administration

小売・金融・マーケティングなどの分野で、管理職や事務職への就職を目指すコースです。
経営・会計・マーケティング・コミュニケーション・組織行動など、さまざまな経営管理機能を学ぶことができます。

Digital Marketing

一般的なマーケティングとデジタルマーケティング業界における技術的なノウハウを学びます。そしてデジタルマーケティングの包括的な知識や経験を持つデジタルマーケター候補を育てることを目的としています。

このプログラムを修了すると、次のような信頼できる知識とスキルを発揮できるようになります。

  • スタートアップから複雑なビジネスまで、さまざまな組織のデジタルマーケティング戦略プランの策定
  • Google Analytics・WordPress・Hubspotなどのツールの活用
  • 検索エンジン最適化(SEO)対策
  • 収集したデータの分析、および今後
  • マーケティングプランへの反映
  • ツールを用いての市場調査
  • オンライン広告のための適切なプラットフォームの選定
  • Web広告運用
  • 市場調査に基づく適切なソーシャルメディアマーケティングプランとコンテンツの作成
  • ビジネスゴールとターゲット市場に基づいた入札戦略によるオンライン広告の運用

Hospitality Management

世界的に高い評価を受けているAHLEIと提携し、その認定資格を取得しています。ホスピタリティ業界で必要とされる基本的なマネジメントスキルとオペレーションスキルを身につけることを目指します。

このプログラムは、2年間のディプロマプログラムと1年間のサーティフィケートプログラムに分かれており、いずれも1年または半年のインターンシップ期間が設けられています。

No-Code Development & UI / UX

No-Code開発とUI / UXデザインの分野に進もうとする学生に、必要不可欠なトレーニングとバックグラウンドを提供します。 成長するインターネット環境と技術の中で需要の高い仕事をするために学生を訓練します。

さらに、Web開発とWebデザイン業界でエキサイティングなキャリアを開始するための基礎を提供します。

Accounting

会計・財務・税務の分野を目指す学生を対象にしたプログラムです。公認会計士と公営企業会計士の要件に、きめ細かく対応しています。

さ公認会計士の資格を持つ経験豊富な講師陣が学生の課題やプロジェクトを監督し、実社会に即した視点を提供します。当プログラムを修了すると、初級簿記・給与計算・税務のポジションに就く資格が与えられます。

お問い合わせ

ご相談・ご質問等ございましたら、下記のお問い合わせよりご連絡ください。

経験豊富な日本人留学アドバイザーが在籍しているため、日本語でのお問い合わせも可能です。お気軽にご相談ください。

まとめ

公立カレッジと私立カレッジのどちらを選ぶか決める際には、両方のメリットとデメリットを考慮することが重要です。また自分の将来や学びたいことが、その学校とマッチするかも重要なポイントの1つです。

カナダの留学生活で後悔がないよう、学校選びは真剣に行いたいものです