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カナダ永住権にはIELTSとCELPIPどちらがおすすめ?

CCC バンクーバー留学

カナダ永住権にはIELTSとCELPIPどちらがおすすめ?


カナダは移住先として最も人気のある国のひとつです。絵のように美しい風景と静かな雰囲気を求めて、多くの人がカナダに移住しています。
この地域では英語が公用語であるため、永住権や市民権の取得を希望する人は「CELPIP」と「IELTS」という2つの英語試験のどちらかによって、十分な英語力を証明する必要があります。
しかし、2つのテストがあるため、どちらを選べばいいのか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、CELPIPとIELTSの特徴を説明し、永住権取得や市民権取得の際に、どちらがおすすめかをアドバイスします。

 

IELTSとは?

International English Language Testing System(IELTS)は、個人の英語能力を評価する試験として広く認知されており、140カ国、10,000以上の団体に受け入れられています。
カナダへの新規渡航者は、主にビザや一時的な滞在許可証を取得する目的でIELTSを利用します。また、日本では東京・大阪をはじめ、各地で定期的に試験が実施されています。

種類(GeneralとAcademic)

IELTSにはGeneralとAcademicの2種類があり、永住権の申請には日常英語に適したGeneralを使用します。
Generalはカナダだけでなく、ニュージーランド・オーストラリア・イギリスなど、ほとんどの英語圏の国で、永住権取得のために使用される最も一般的な英語試験です。

また、大学などの教育機関に入学するためにはAcademicを受験する必要があります。

受験方法

試験方法はペーパータイプとコンピュータータイプの2パターンあります。
ペーパータイプは試験結果が2週間程度かかりますが、コンピュータータイプは5営業日で結果を受け取ることができます。

なお、スピーキングテストはどちらの受験方法も試験官が直接質問する会話形式の評価です。試験官が質問する内容に直接回答する必要があります。

試験概要

「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の4つのセクションがあります。

リスニング

リスニングは30分で、4つのセクションに分かれ内容は以下の通りです。

パート1:日常生活における会話

パート2:日常生活における説明やスピーチ

パート3:教育現場における最大4名の会話

パート4:学術的なテーマにおける説明やスピーチ

リーディング

リーディングは60分で、新聞、雑誌、書籍などから出題されます。

パート1:英語圏での日常生活に関連した2〜3つの短文、またはさらに短い6〜8つの文章

パート2:仕事に関連した2つの短文(仕事への応募・企業方針・給与や労働条件・職場環境・人材育成研修など)

パート3:一般的なトピックを扱った複雑な長文

どのセクションも、実際の広告・企業ハンドブック・公的文書・本・雑誌・新聞などからの抜粋されます。

スピーキング

スピーキングは11~14分で、試験官が直接面接を行い、3つのパートに分かれています。

パート1:自己紹介と日常生活に関する質問(4〜5分間)

パート2:スピーチ(3〜4分間)

パート3:ディスカッション(4〜5分間)

ライティング

IELTSの試験で最も難しいのが、ライティングです。ライティングのセクションは60分で、2つのセクションに分かれています。

パート1:150語以上のレター

パート2:は250語以上のエッセイ

IELTSの満点は各セクションとも9点です。そしてGeneral6点以上が移住のための条件として認められます。

有効期限は試験日から2年間です。

参照:https://www.eiken.or.jp/ielts/test/pdf/information_for_candidates_jp.pdf

CELPIP

Canadian English Language Proficiency Index Program(CELPIP)は、カナダへの留学や移住を希望する人の英語能力を評価するために作られた試験です。「セルピップ」と発音し、日本人やカナダ人のような北米のイントネーションで理解しやすいリスニング問題で構成されています。

受験者のために、様々なオンライン教材や模擬テストが用意されています。

受験方法

CELPIPはタイプがGeneral とGeneral LSの2 種類あります。Generalは永住権申請者向けに設計されており、General LS市民権申請者向けに設計されています。

受験方法はIELTSと異なり、完全コンピューターベースです。
スピーキングテストもコンピューターに向かって話すので、対面では緊張してしまうという方にはおすすめの方法です。

また試験結果は通常、受験後4〜5日でオンラインで確認できます。

試験概要

試験概要「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の4つのセクションがあり、試験時間は約3時間です。

リスニング

リスニングは通常47〜55分で、6つのセクションに分かれています。

1:問題解決(8問)

2:日常会話(5問)

3:情報(6問)

4:ニュース(5問)

5:ディスカッション(8問)

6:見解(6問)

リーディング

リーディングは55〜60分で、4つのセクションに分かれています。

1:対応問題解決(11問)

2:図の読み解き問題解決(8問)

3:情報問題解決(9問)

4:見解問題解決(10問)

ライティング

ライティングは53〜60分で、2つのセクションに分かれています。

1:Eメール

2:アンケートへの回答

スピーキング

スピーキングも同じくコンピュータベースで、画面に向かって口頭で答える形式で、通常15~20分です。

1:アドバイスする

2:個人的な経験に関する話

3:状況説明

4:予測

5:比較と説得

6:困難な状況での交渉

7:意見を述べる

8:異常な状況の説明

General LS Testはリスニングとスピーキングの2つのパートのみで、所要時間は60分です。
試験形式はGeneralのリスニングとスピーキングのセクションと同じです。

各セクションの満点はGeneralで12点で、7点以上が移住のための条件として認められます。
有効期限はスコア確定日から2年間です。

IELTSとCELPIPの違い

CELPIPとIELTSの違いは、出題形式とアクセントにあります。基本的に、IELTSの出題形式はイギリス英語で、スピーキングの評価者もイギリスアクセントで話すことがあります。

一方、CELPIPはカナダ人によって作られた試験なので、アクセントは北米やカナダに近く、日本にいる人やカナダに住んでいる人にとっては理解しやすいと思います。

また、IELTSの試験で最も複雑なのはライティングのセクションですが、IELTSと比較するとCELPIPのライティングは、それほど難しくないと言われています。

IELTSとCELPIPをどう使い分けるか?

試験官と話すことにプレッシャーを感じ、CELPIPを選択する人もいますが、時間制限やコンピュータ形式のため、練習に時間がかかることがあります。対面で話すことに抵抗がない人は、IELTSの方が向いています。

日本やカナダ国外にお住まいで、CELPIPを実施していない国で受験される場合、IELTSは世界中どこでも簡単に受験することができます。

IELTSとCELPIPの両方の公式サイトを確認した上で、どちらが自分に合っているかを考えてを選ぶようにしましょう。

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