カナダへの留学には保険の加入が必要です。しかし日本の海外保険は非常に高額です。
本記事ではカナダへの留学生向けに、日本とカナダの保険の違いやおすすめの保険をご紹介します。それぞれの保険の概要・補償内容、保険代を比較します。これから保険を選ぶ方や加入する方はぜひご覧ください。
目次
日本の留学生保険のメリットとデメリット
メリット
盗難補償や死亡補償がある
日本の留学生保険の1番の大きな違いは医療費の補償だけでなく、留学に伴う盗難・事故による障害・死亡などに対する補償が手厚いことです。また、事故や病気の際の本国送還や親族の渡航費や滞在費の補償も含まれています。
日本語サポートがある
24時間対応可能な日本語サポートがあります。メールだけではなく電話対応もあるので、緊急時には非常に有効です。また一部の保険では診察時の翻訳サポートも付帯しており、初めての海外留学や専門的な医療英語に慣れていない方にはとても安心できるサポートです。
キャッシュレス決済がある
ほとんどの日本の留学生保険にはキャッシュレス決済が可能です。診察後、受付窓口で医療費の支払いをする必要がありません。
キャッシュレス決済がない場合は、一度自己負担で医療費を支払い、後日その費用を請求しなければなりません。
補償額が高い
保険会社やプラン、補償内容にもよりますが、カナダの留学生保険の3〜5倍程度の補償があります。また治療費に関しては上限額が無制限の場合もあります。
デメリット
保険料が高い
1年間の保険加入の場合、約20〜30万円が相場です。補償額や補償項目が多いプランを選ぶと金額はさらに高くなります。
日本からしか加入できない
「保険に入り忘れていた」「保険の準備が間に合わず渡航日になってしまった」というような場合は日本の留学生保険への加入は基本的にできません。
カナダの留学生保険のメリットとデメリット
メリット
保険料が安い
カナダの留学生保険の最大の魅力は価格の安さです。保険会社にもよりますが、1日あたり約$2程です。そのため日本の保険の約1/3程度で加入できます。
現地でも加入できる
加入場所や時期に制限は特にないため「留学期間を延長した」「やっぱり渡航してから保険に入りたくなった」という場合でも加入が可能です。
デメリット
盗難補償や死亡補償がない、または少ない
まずカナダの留学生保険は「医療保険」という位置付けのため、持ち物や移動中のトラブル(飛行機の遅延)などに関する補償はありません。
また死亡時や障害が残った場合の補償額は、日本のものと比べると低くなります。
キャッシュレス決済が使えない
一般的にキャッシュレス決済ができないため、医療費の払い戻しを受けるためには後日保険金を請求する必要があります。この部分は日本の保険よりも手間や労力がかかると言えるでしょう。
英語でのやりとりが基本
一部保険では日本語サポートもありますが、申し込みや保険金請求等の手続きは英語です。また約款も基本はすべて英語のため、加入前の確認時には少し時間がかかるかもしれません。
カナダの保険を取り扱うBIIS
ブリッジス・インターナショナル保険サービス(BIIS)では海外旅行・留学・ワーホリなどに向けた保険を取り扱う代理店です。カナダの保険は英語でのやりとりが基本的ですが、BIISが取り扱う保険では、日本語でのサポートがあります。
カナダの保険の加入における1番の問題は言語です。この保険では緊急時でも日本語対応してもらえるため安心できるポイントです。
今回はその中でも2つの保険をご紹介します。
TuGo
TuGoはカナダの大手留学生保険会社の1つです。怪我や病気・旅行中の補償などの幅広いサービスを提供しています。また処方箋薬や歯科治療に対する補償もあります。
- 補償限度額:$10,000〜$500,000
- 保険料:$1.74〜(年齢によって変動)
その他の詳しい内容はこちら
Allianz Global Assistance
アリアンツ・グローバル・アシスタンスは30年以上の歴史を持つカナダの旅行向け保険会社です。基本的な医療保障はもちろん、緊急帰国時の費用や、入院時の親族の立ち会い費用など、非医療の補償もあります。
- 補償限度額:$10,000〜$300,000
- 保険料:$1.80〜(年齢によって変動)
その他の詳しい内容はこちら
https://www.biis.ca/ja/visitors-to-canada-insurance/allianz/
まとめ
今回はカナダへの留学を検討中の方に向けて、日本とカナダの保険の違いやおすすめの保険をご紹介しました。各保険の概要・補償内容・費用を比較し、自分の留学プランや安心できる保険を選びましょう。