みなさんこんにちは、Create Career College(以下CCC)日本人スタッフのMizukiです。
2024年1月にカナダ移民局(以下IRCC)より学生ビザ(就学許可証)に関する重要な変更点についてアップデートがあったのは、皆様ご存知かと思います。
カナダ政府は学生ビザ(就学許可証)の発給に関して制限を導入すると発表しました。具体的には、2024年に約36万件の学生ビザを承認・発給する予定で、これは2023年に比べて35%の減少となります。さらにこの変更に加え、いくつかの重要な変更点がIRCCより発表されています。
これは、今後カナダ留学を検討している方にとって非常に影響のあるニュースです。今回の学生ビザに関する変更に際して、これからカナダへの留学を考えている方々はどのように対応をしていく必要があるのでしょうか?
本日のブログでは、学生ビザ変更の要点のまとめ、また、Create Career Collegeへ留学したい学生へ向けて、CCCがどのようなサポートやプログラムを提供できるかを説明いたします。
また、ビザ申請手続きや必要書類は随時変更される可能性がありますので、実際に学生ビザ(就学許可証)を申請するにあたっては、必ず一度カナダ移民局のウェブサイトで最新情報を確認しましょう。
Table of Contents
カナダ学生ビザ(就学許可証)について
カナダでは、ある一定の期間以上就学する場合や、特定のプログラムを受講したい場合に、学生ビザ(就学許可証)が必要となります。
以下に、学生ビザが必要となる条件をまとめています。
- 長期の学習プログラムに参加する場合:
カナダで6ヶ月以上の学習プログラムに参加する場合、学生ビザの申請が必要です。
これは、カナダの公立の教育機関や私立の教育機関でのフルタイムの学習を含みます。
- 学位取得のためのプログラムに参加する場合:
カナダで学位を取得するために大学に参加する場合、学生ビザが必要です。
- インターンシップやコーププログラムに参加する場合:
カナダでインターンシップやコーププログラムに参加する場合、学生ビザが必要です。
上記は一般的な条件ですが、個々のケースによって異なる場合がございます。
学生ビザの要件や申請プロセスについては、カナダの移民局のウェブサイトを確認し、常に公式情報源を参照することが重要です。
カナダ学生ビザ(就学許可証)の変更要点まとめ
2024年1月に発表されたカナダのビザ変更に関して、今後、カナダの国際教育に大きな影響を与える可能性があります。以下は、IRCCから発表された主だった改訂事項です。
参考:IRCCウェブサイト
- 学生ビザの発給数
IRCCは2024年、カナダに渡航する留学生の学生ビザ発給数を前年に比べ35%減らすことを明らかにしました。2024年の学生ビザ発給数は約36万件を見込んでいます。
近年カナダでは、住居や医療の不足や圧迫が大きな課題の一つとして挙げられています。この原因の一部として、留学生の増加があります。そのため、カナダは留学生の数をコントロールする必要があり、今回ビザの発給数の減少に踏み切りました。
- 卒業後の就労許可(PGWP)
2024年2月15日から、2年未満のプログラムを修了した修士課程の卒業生も、PGWPの資格基準を満たしていれば、3年間の卒業後の就労許可を取得する資格があります。
- 私立大学から公立大学へのパートナーシッププログラム(PPP)
CCCがあるブリティッシュコロンビア州にはない制度ですが、一部の州では、公立カレッジと提携している私立カレッジでカリキュラムを履修できるようライセンス契約をしているところがあります。これを、curriculum licensing agreementといいます。この場合、留学生は私立カレッジに通いながら、公立カレッジ/大学卒業と同等のディプロマを取得したとみなされます。
しかしながら、私立カレッジでの教育の質が保たれているかの疑問や、必要な留学生へのサポートがされていないなどの問題が近年浮上していました。
そのため、新しいポリシーでは、このプログラムに参加する学生はPGWPの資格を与えられないと改定されました。
※ポリシー改定時点での既存の学生は古いルール(卒業後のPGWPの資格がある)の対象となります。
- 配偶者の就労ビザ(Spousal Open Work Permit)
修士課程や博士課程、そして専門職で学位を取得するプログラムに留学する配偶者やコモンローパートナーに限定されます。
新しい規則が適用された時点で、学生の配偶者やコモンローパートナーとして、既に有効なSOWPがある場合、ビザを延長することができます。
カナダ学生ビザの変更要点:PAL(Provincial Attestation Letters)
新しいポリシーでは、今後学生ビザ申請の際にカナダ各州政府の認証書(Provincial Attestation Letters:PAL)が必要となります。
各州政府は、この変更が公開された時点で、詳細な認証手順をまだ公表していませんが、2024/3/31までにこのAttestation letter(PAL)に関する詳細が公開される予定となっています。
Create Career Collegeでは事前に当校のRCICパートナー(カナダ政府公認移民コンサルタント)に相談し、現時点でのすべての政府文書を統合して、以下の最新のカナダの学生ビザ(就労許可証)申請手続きに関する知見を得ました。
2024年1月22日午前8時30分(バンクーバー時間)までに、すでに学生ビザ申請をしている方々は、カナダ当局が学生ビザポリシーを更新する前に提出されたため、新しいポリシーの影響を受けません。ビザの承認を通常通り待つだけです。
現在、当校のRCICパートナーが処理している学生の学生ビザの承認までの平均時間は18〜24日です。ビザの支援が必要な場合は、直ちにCCCの入学部に連絡してください。
なお、カナダの学生ビザ承認に係る審査時間については、以下公式サイトより確認できます。
カナダ学生ビザの変更要点:PAL(Provincial Attestation Letters)が免除されるケース
2024年1月22日以降、Provincial Attestation Letter、通称PALと呼ばれる州認証書が学生ビザの申請に必要とされるようになりました。
ただし、Attestation letter(PAL)は学生ビザの延長、就労ビザの滞在、および大学院プログラムなどの場合には免除されます。
以下IRCCウェブサイトから、Attestation letter(PAL)を必要としない詳しい条件を引用します。
参考:IRCC
Attestation letter(PAL)が免除される対象:
・幼稚園、小学校、中学校(12年生まで)での学習を申請する場合
・修士課程または博士課程プログラムでの学習を申請する場合
・カナダに入国し、以下のいずれかの状況が当てはまる場合:
– 現在の学生ビザの延長を申請する場合
– 現在ワークパーミットを所持している場合
– 指定学習機関(DLI)で学んでいるビジターもしくは交換留学生
– 指定学習期間(DLI)への入学の前提となるコース/プログラムを修了した一時滞在者
– 強制送還命令を受けているが、現在カナダからの出国ができない場合
– 少なくとも6ヶ月間有効な一時滞在許可証を持っている場合
・カナダに住む外国人の家族であり、以下のいずれかである場合:
– 学生ビザ保持者
– ワークパーミット保持者
– 少なくとも6ヶ月間有効な一時滞在許可証保持者
– 訪問軍隊の一員
– 認定された外国政府代表
– 特定のスポーツ活動やイベントの参加者
– カナダで外国のニュース会社のメンバーである労働者
– 宗教的従事者
カナダ学生ビザ変更:Create Career Collegeの対応方針
CCCでは、全生徒に公平な教育機会を与えるため、明確な入学プロセスを示します。
以下、2024年2月時点でのCCCの対応方針になります。
①ESLコース+Co-opプログラムの受講推奨
先ほど引用したAttestation letter(PAL)の免除条件の一つに、以下があります。
・カナダに入国し、以下のいずれかの状況が当てはまる場合:
– 指定学習期間(DLI)への入学の前提となるコース/プログラムを修了した一時滞在者
DLI登録校であるCCCでは、入学の前提となるESLコースを最低4週間以上受講/修了した場合、当校のCo-opプログラムのLOA(入学許可証)を発行します。
つまり、4週間以上のESL+Co-opプログラムをセットで申込いただければ、Attestation letter(PAL)を取得せずに学生ビザが申請できるということです。
それでは、上記の場合、いったいどのような手順で学生ビザを申請することになるのでしょう?以下に完結に手順をまとめています。
Step①観光ビザ(eTA)でカナダに入国
Step②CCCで4週間以上のESLコースを受講
Step③CCCよりCo-opプログラムの入学許可証(LOA)を発行
Step④カナダ国内より学生ビザを申請
日本人留学生の方は従来、日本から学生ビザを申請することが通例でしたが、今回のビザポリシーの変更に伴い、CCCではカナダ国内からのビザ申請を推奨しています。
一般的に、カナダ国内からビザ申請をした方が、国外からの申請よりもビザ承認までに要する日数が短い傾向にあります。
また、CCCでは、RCICパートナーと協業し、これまで数多くのカナダ国内からの学生ビザ申請をサポートしてきた実績がございます。
ご要望があれば、オプションでRCICパートナーのコンサルティング/ビザ申請援助も可能ですので、ご不安な点があれば遠慮なく仰ってください。
CCCが提供するCo-opプログラム一覧はこちら:プログラム一覧
②ESLコースプログラムの受講推奨
CCCでは、学生ビザの申請が必要なく受講可能な6か月未満のESLコースを用意しております。CCCのESLコースの特徴はこちら!
- ネイティブカナディアンによる本格指導!
ESLコースはカナダ生まれカナダ育ちのネイティブ講師のため、きれいな発音かつ非常に自然な日常会話を学ぶことができます。
- フレキシブルな授業体系
CCCでは3月より、ESLのイブニングクラスを新設します。そのため、日中は仕事やアルバイトをしている留学生やワーホリ滞在の方でも、イブニングクラスを受講いただくことが可能になりました!
生徒の皆さんには、ご自身のスケジュールに合わせて、モーニング/イブニングクラスのいずれかから授業を選択いただくことが可能です。
- 充実した観光アクティビティ
ESLコースでは週に1度、授業時間内でアクティビティを用意しております。バンクーバー周辺の観光や、学校内でのパーティー等、生徒同士の交流を深め、観光も満喫できる大満足のコースです。
③先着順の原則
上記に当てはまらない、Attestation letter(PAL)の取得が必要となる生徒に関しては、CCCは先着順の原則に則り、対応をしていきます。CCCのプログラムに申込(授業料支払)していただいた方から先着順で対応いたします。2024年3月31日以降にAttestation letter(PAL)の詳細が明らかになり、ビザの申請が再開次第、順に入学手続きを進めさせていただきます。
その他、今回の学生ビザに関する質問や不明点があれば、いつでもLINEで日本人スタッフが対応いたします。
カナダ学生ビザ変更:ワーキングホリデー(ワーホリ)の方への対応
昔から大学生や社会人の方に大人気なカナダのワーホリですが、今回のポリシー変更に、ワーホリの方はどのような影響を受けるのでしょうか?
現在カナダにワークパーミット(ワーホリを含む)で、滞在されている。もしくは今後ワーホリで入国予定の方は、学生ビザが必要なく、6か月未満のESLを受講可能です。
また、先ほど引用したAttestation letter(PAL)の免除条件の一つに、以下があります。
・カナダに入国し、以下のいずれかの状況が当てはまる場合:
– 現在ワークパーミットを所持している場合
つまり、ワーホリで入国すれば、カナダ国内からAttestation letter(PAL)が不要で学生ビザ(就学許可証)への切り替え、申請が可能になります。
ワーホリ→学生ビザでの滞在に切り替えをご検討されている方がいらっしゃれば、CCC日本人スタッフにご相談ください!
カナダ学生ビザ変更:今すぐCCC日本人スタッフに相談しよう!
今回のカナダ政府による留学生への各種要件変更について、混乱されている方も多いかと思います。Create Career College(CCC)では、こういった変化や変更にも常に迅速に対応し、将来の学生すべてに対する公平な教育へのアクセスを確保することに尽力しています。
今後も、IRCCからAttestation letter(PAL)やその他についてもアップデートが出てくるかと思います。
CCCではこれからもできるだけ早く正確に情報を伝えていきます。
本件に関するご不安点やご相談等がございましたら、お気軽に日本人スタッフにLINEでご相談下さい。
CCC日本人アドバイザー公式LINEはこちら↓